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WEB2.0は魂への問いかけか。


今更ながら「WEB進化論」読みました。
全般面白かったわけですが、本題とはちょっと反れるけれど特におもろかったのが、
著者梅田さんと将棋の羽生さんとのエピソード。

羽生氏曰く「将棋の世界は高速道路化している」と。
WEB上にあらゆる将棋のセオリー/方法論/練習のツールが揃っているために、
ある程度(プロ一歩手前)まで上達するための高速道路がしかれたようなものであるが、
逆に、一歩手前が大渋滞を起こしていて、そこから抜きん出るのが難しい、と。

突出するための鍵は「理論化できないような、五感・第六感を総動員してこそ産まれる人間的な何かではないか」と。

んなるほどー。

で思い出したのが、永平寺に科学者が乗り込んできて、
座禅をしている僧の脳波を測る、という実験のことが書かれた本のこと。

結果、その座禅を科学的に分析せんとする実験の結果は、
「座禅時の僧の脳波、ちょうど眠っているようでいて、眠っていないような、
リラックしている脳波」だった、というだーけー。

だから何だっつーの。

別の本にあった、あらゆる薬を使えば、人の気分や性格を自由に変えることができる、
なんつー正直、開いた口が逆に普通に閉じてしまうような話と一緒で。

じゃあ、興奮させる薬を飲めば何もなくても怒れるのだろーか?
その薬で作られた怒りが、納得できなくて憤慨した怒りと同じで、
禅僧の菜食と、ダイエット目的のベジタリアンが一緒だと言えるのだろーか?


WEB2.0とは、不特定多数あまねくユーザーの発信する情報を
吸い上げるWEB上のツールや、システムのことを指すのではなく、

そうしたシステムやツールを使って、例えばこれまで日の目を見ることがなかった
ロングテール的な芸術的作品や主張に、光を当てていこう、という心根のことを指すのであったらいいな、
と思いました。

結局、魂や物質/道具を二元的に分つのではなく、道具をいかに用いるか、
という魂が問われているんではないか、と。
科学や物質の豊かさによって。逆に。

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May 9, 2006 12:21 AMに投稿されたエントリーのページです。

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