えらく久しぶりの買い倒れ道場ですが・・・今回はイキのいいのが入ってますゼ!

なんかもういきなり見た目が普通じゃないですね。先に断っておきますがiPadを黒く塗ってふたつくっつけた訳ではありません。
今回のブツは、ウルトラモバイルの名門、東芝リブレットの5年ぶりの新モデル「Libretto W100」です。
特長はタッチパネル二画面。分かりやすく言うとでっかいNintendoDS。DSはタッチパネルは下側だけですが、こちらは上下ともにタッチ可能です。ちなみにOSは普通のWindows7で特に変わった点はありません。
iPadの登場以来、タブレット型端末の話題が花盛りですが、これはいきなり二画面という突き抜けた仕様です。見た目の通りキーボードはありませんが、タッチキーボードで入力できます。

このタッチキーボードのレイアウトにはいくつかの種類があり、両手でもった時に左右の親指でポチポチ打つことを想定したものも含まれています。個人的には、かな入力用時に自動的にひらがなが表示されたのに感動しました(かな入力は少数派なのでシカトされることが多い)。
流行を押さえて画面を90度傾けることができるのですが、この機種の場合、まるで本を左右に開いたような形になります。下の写真のように180度完全に開くことも可能です。

重量は700gほどですので、片手はきついですが両手ならラクラク持てます。電子書籍ブームを先取りして本っぽいPCを作ってみましたというところでしょう。
スペックはネットブックの1ランク上ぐらいですが、思いのほかサクサク動きます。問題は「そもそもWindowsをタッチ操作にして楽しいのか?」という所なのですが、結論から言うとまだ微妙と言わざるを得ません。Windows7にはタッチやペン向けの機能が最初から盛り込まれていますが、そもそもWindowsはマウスとキーボードを前提にした文化ですから、根本的に「向いてない」のです。
(業務向けみたいな、特定の機能だけあればいいという使い方なら今でも充分作れますが)
かと言って全く別の操作体系にしてしまうと、それはもはやWindowsではなくなってしまう可能性がありますし、両方に対応するなら各ソフトメーカーの負担も大変なものになるでしょう。マイクロソフトがこのジレンマに悩んでいる間に、アップルは過去のしがらみのないiPhone/iPadであっさりと新しい市場を作ってしまいました。
後を追う立場になったマイクロソフトは、近々発売するタブレットPCの新ブランド「Slate PC」のためにWindows7のカスタマイズ版を用意すると言っています。これがどの程度のものなのか現時点では全く分かりませんが、長年の難問に一定の答えを出してくれることを期待しています。
ええと、何の話でしたっけ? そうそう、W100でもこのSlatePC向けのWindows7が使えたらいいなぁという話です。
万人にお勧めできる製品ではありませんが、リブレットって元々玄人向けの尖ったブランドでしたし、これはこれでいいんじゃないかなと。タッチ操作は微妙と書きましたが、実は僕個人としてはむしろ思ったよりちゃんと操作できるのに驚いた位で。工夫すれば結構いけるんじゃない?という感触を持っています。
唯一これだけは何ともならんというのがバッテリの持ちで、標準バッテリが公称2時間。大容量バッテリで公称4時間。まだ軽く試した範囲ですが
標準バッテリは1時間ちょいしか持ちませんでした
まあ、バックライトも高めで無線ONでしたからしょうがないんですけど、元が2時間ですから半減するとかなりきつい。ちなみに大容量バッテリには別の問題があって、平置きしたときに重量バランスが悪くなってすぐ後ろに倒れてしまうんです。コロンと。上側ディスプレイの傾き具合とかでなんとかならないことはないのですが、日本メーカーらしからぬ設計で残念です。これなら標準バッテリを3本つけてくれたほうが良かったですね。
まあ、製品の性格上、持って使うことが多いでしょうから、重量アップに腕が耐えられれば実際には大した問題ではないかもしれません。この辺はもっと使ってみていい形に落ち着けたいと思います。
ともあれ、久しぶりにいじり甲斐のあるアイテムです。やっぱりモバイルガジェットはこういう洗練されてない混沌とした部分がないとつまんないなぁと思う今日この頃です。
