一途の2ndアルバムがついにリリース! 1st「生きる証を探そう」以来、シングル・マキシシングルが続いていましたが、満を持しての全11曲で登場です。
このアルバムのテーマは「母と子」。母と子の関係は、全ての人間関係の種子となるものだと思います。これは一般的な親子の意味に限らず、人が生まれて育つときに、誰かに大切に守り愛される・・・その人のカタチそのものを象徴的に表している言葉だと思います。
私の母は真面目な人です。厳格というのとはちょっと違いますが、常識とか人の道理というものを深く尊重しており、子どもの頃はいろいろと叱られた記憶があります。他の家庭と比べたことはありませんが、あれぞ当時の一般家庭の、模範的な「しつけ」だったのかもしれません。
まあ、世の常として子どもは「しつけ」から逃げようとしますし、私もその例に漏れませんでしたから、母からすれば無念も残る息子でありましょう。しかし、今自分が世間様と大過なくやっていけるのは、間違いなく母の「しつけ」のお陰です。
これは社会人になって、多くの教えを頂戴するようになって始めて分かった事でもあります。常に「正解」がある勉強と違い、社会で遭遇する問題の多くには答えがありません。しかし、自分にとっての「正しさ」というものはどこかに必要です。それが無くなったら、自分で判断することができなくなってしまいます。
そしてこの種の「正しさ」というのは、実はほとんどの部分、理屈では無く直感で決まることです。「価値観」と置き換えた方がしっくりくるかもしれません。では、それを支えるのは何か? その一番底に広がっているのは、「しつけ」を通じて母から受け継いだ価値観に他ならないと私は思うのです。
人目を引くような格別なエピソードがなくても、母子の時間というのは、それぞれに固有の種子として皆の中に息づいています。今回の一途のアルバムには、そんな様々な母と子のカタチがたくさん詰まっています。
子を慈しむ母の気持ち、未来を夢見る子ども達の視線、母子の繋がりを頼りに自分を手繰り寄せる道のり。そして、その全てが世界全体へと広がっていくときの暖かさ。様々な想いをのせ、今回は曲調のバリエーションも豊かです。ちょっと驚くような、今までにないサンウドに出会うこともできます。
ぜひ、全曲聞いてください。きっと、「自分の中にもこんな気持ちがあったんだな」と気づくきっかけになると思います。
















