1994年にルワンダで起きた大虐殺の中でも、希望を抱き続け、生き残ったツチ族の女性の手記であります。
ある日を境に、親しくしていた友人や近所の人たちが殺戮者に変貌し、ただ民族の違いを理由に大勢の人が殺されていきます。
地獄のような光景が繰り広げられ、彼女自身の家族は殺され、やがて彼女も命を狙われるようになります。
人はここまで残酷なことができるものなのだろうか?
現実の出来事であったあり得ない情景に、小生は絶句するしかできませんでした。。。。
ある牧師の家のトイレに、、7人の女性と共に隠れることになるのですが、外からは親しかった人が自分の名前を叫びながら、自分のことを探し回っています。
彼女は3ヶ月間も狭いトイレの中で絶望と恐怖と戦いながらも、常に希望を見出し、父の形見となるロザリオを手にして祈り続け、その祈りの中に神の愛を見い出していきます。
追い出されるようにトイレから連れ出された彼女は、最終的には解放軍キャンプにたどりつきます。
奇跡的に生き残った彼女は、ある日自分の家族を襲った囚われの身の殺戮者と対面します。
復讐を図る機会はいくらでもあったのですが、彼女はその相手を許すのです。
殺戮者を許し、その相手のために祈る彼女の存在は、人の心が荒れ廃れた今の世にとって希望そのものです。
国も民族も文化も宗教もあらゆる違いを超えて、人がひとつになれることを問い続けることこそが、希望への懸け橋になると思うのであります。









